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Text File  |  1999-04-02  |  8KB  |  158 lines

  1. ========================================================
  2.  R/C simulator Ver1.0          Koji Yamamoto 1998.12.30
  3. ========================================================
  4.  
  5. 「VRRC」バーチャルだぜー
  6.  
  7. タイトルどおりバーチャールなラジコン・フライトシミュレータです。
  8. 何がバーチャル(新しいという意味ですが)か、是非!体験してみてください。
  9. 言葉では言い表しにくい感覚があります。ほんと!
  10.  
  11. 今回は、フライトシミュレータ(固定翼型飛行機)をつくろうと思って
  12. 色々と試行錯誤していくうちにこうなってしまいました。
  13.  
  14. 航空力学は非常に難解な学問です。なぜならば実際にそれらの動きを体験する機会が非常に少ないため、
  15. 実感として把握しずらいことも原因の一つです。
  16. また、専門書には複雑怪奇な公式がずらずらと出てきます。
  17. シミュレータを作るとなると公式をただ単に解くだけでは物になりません。
  18. 効率よく早く解を求めるテクニックが必要となります。
  19.  
  20. 今回は、まずベクトル計算で簡単に求まる範囲だけ組み立ててみました。
  21. また、計算モデルとしてラジコン飛行を対象としているので
  22. 実機モデルのような、高度による空気密度や揚力計算等を簡略化しています。
  23.  
  24. だた、今回はプレステでないので、視線や回転等の基本的な部分を組む必要がありました。
  25. また、言語としてVB(Ver2)を使いましたので、処理的に遅くて・・・
  26. 実は、これが今回の発想の原点だったので(以下開発後記に続く・・)
  27.  
  28. [起動方法]=====================================================================
  29.  解凍後、VRRC.EXEを起動してください。(ファイルはこれだけしありません)
  30.  VBで作成しましたので、Vbrjp200.dllが必要です。
  31.  WIN95以降の方はお持ちかと思います。
  32.  もちろんWIN3.1ユーザの方でも動作します。
  33. (ダイレクト??とか、オープン??とか一切必要無し!!)
  34.  テストマシーンはP150MHで行いましたので、それ以上であればベターです。
  35.  
  36. [機能]=====================================================================
  37. ・マウス
  38.   操縦はマウスでエルロンとエレベータでコントロールします。
  39.   (ラダー機能はありません。3チャンだと思ってください。)
  40.  
  41. ・キーボード
  42.   INIT       [C] or [START]
  43.   ENGIN FULL [S]
  44.   ENGIN CUT  [X]
  45.   ENGIN UP   [A]
  46.   ENGIN DOWN [Z]
  47.   ZOOM UP    [Q]
  48.   ZOOM Down  [W]
  49.  
  50.   パラメータを変更した場合は、[START]を押してください。
  51.   パラメータは変更できますが、過激にいじると飛ばなくなります。
  52.   画面下の計器パネルは愛敬です。
  53.  
  54.  
  55. ------------------------------------------------------------------------
  56. 開発後記
  57.  
  58. ・フライトシミュレータがほしい
  59.  「プレステで本格的なフライトシミュレータをやりたい」というのが本来の願望です。
  60.  ただ、フライトシミュレータはゲーム専用機にはどうも向かいようで
  61.  というか、どうしてもミサイルを付けたりミッションをもうけたりしたがります。
  62.  「パイロットになろう」にはがっかりさせられました。
  63.  「エースコンバット」なんかは、製作者もかたっていたが「あれはシューティングゲームです」
  64.  でもフライトシミュレータがほしいのです。
  65.  どこまでも、自由に大空を飛んでいけることこそ、フライトシミュレータの醍醐味なのです。
  66.  
  67.  怪我の功名・・・
  68. ・VBは便利で遅い
  69.  私は、プレステでプログラムを組む前にVBをよく使います。
  70.  なんといっもコンパイル無しに即実行(即エラー)、デバックも簡単、変数もいいかげんOK
  71.  特に今回のような複雑な計算を必要とする物は、いきなりネットやろうぜの環境で組むのは無謀です。
  72.  しかし、最大の失点は実行速度です。(めちゃくちゃに遅い)
  73.  当初、飛行を確認できる程度のモデルと計算式だけだったのですが
  74.  より実感がわくように背景のオブジェクトを色々と並べだしたとたんに紙芝居状態に陥ってしまいました。
  75.  仕方なく、付けた背景をどんどん削除していって地平線だけのこったのですが
  76.  これでは、どの方向に向かっているのかわかりづらい・・・・
  77.  そのうちに遊びで空のイメージを貼ってみら、おもしろい絵になりました。
  78.  で、地平線は計算で求まっていたので(HERIより進歩した)空のイメージを地平線にあわせて上下させてみたら
  79.  すごくいい感じでした。そこで、求まった視線のアングルで水平にスクロールさせてみると GOOD!!
  80.  ここまできたらあとは試すのみ、360度のパノラマイメージを貼ってみら ビューティフル!!
  81.  
  82. ・ラジコンの成せる業
  83.  このパノラマ感覚はラジコンをモデルにしたからこそ成せる業です。
  84.  ラジコン飛行機の操縦は通常、定点に立ってその周りを飛ばすわけです。自分が動くわけではないのです。
  85.  (依然、河原に飛ばしに行った時、ノーコン(操縦不能)になって土手を走った事がありますが・・)
  86.  視線は移動するが、視点が移動しないので周囲360度のイメージを用意すればいいわけです。
  87.  ただ、飛行機のモデルと違和感なく融合させるにはテクニックが必要です。
  88.  今回は、自分の足元のイメージまで用意していませんので「白地」がのぞく場合がありますが
  89.  通常は衝突してしまいますので、まーいいかーって感じです。
  90.  特に、前方から後方に、目の前をパスさせてみてください。GOOD!!
  91.  
  92. ・ラジコン操縦養成コーナー
  93.  とにかく一度チャレンジしてみてください。
  94.  ヘリコプターの時もそうでしたが、ラジコン飛行機を操縦するにはかなりの訓練が必要です。
  95.  「エースコンバット」のようにはいきません。
  96.  また、今回は視点が移動しないためすぐに飛行機が通り過ぎていってしまいます。
  97.  機体はすぐに小さくなってどちらを向いているのか分かりづらくなります。
  98.  実際の場合もこれと同じで、ある程度、体で覚えた感覚で操舵を打ちます。
  99.  なれるまでは、右肩に飛行機がどの方向に向いているかわかりやすいように小窓を用意しましたので
  100.  これで、飛行機の姿勢を確認してみてください。
  101.  
  102.  [入門]
  103.   まずは、うまく離陸すること
  104.   この計算モデルでは、機体の速度が地表上ではそれ程でません。
  105.   スロットルをフルにしてどんどん加速してください。
  106.   ある程度速度が上がってから機首を持ち上げてください。
  107.   この時旋回し始めると即墜落してしまいますので注意してください。
  108.   ゆっくり、スムーズに一定速度で上昇できるように練習してみてください。
  109.  
  110.  [初級]
  111.   旋回をしてみましょう。   機体の姿勢がよく確認できる程度の距離で練習してください。
  112.   機体をロールさせると同時に少し機首を持ち上げます。
  113.   二つの動作を組み合わせる事で旋回運動を行います。
  114.   あとはバランスの問題です。また、速度も関わってきますので注意してしてください。
  115.   最初はゆっくり円運動(高度が落ちたり、場所を変えないように)ができるよう練習してみてください。
  116.  
  117.  [中級]
  118.   対面パスをやってみよう
  119.   飛行機を前方に遠く飛ばします。
  120.   そこから旋回し自分に向かって飛んでくるように旋回します。
  121.   この時、飛行機がまっすぐ自分を向いているか小窓で姿勢を確認してください。
  122.   飛行機はどんどん近づいてきてやがて頭上か目の前をパスし後方に飛んでいきます。
  123.   (この時の感覚が凄くおもしろいので是非ためしてください)
  124.   対面では操舵が反対になるので、何度も練習をして体得してください。
  125.  
  126.  [上級]
  127.   なんといっても着陸です
  128.   実際の場合も着陸は非常に困難です。
  129.   このプログラムにも簡単なランディング機能をつけています。
  130.   ゆっくりとしかも低い角度で進入する事が条件です。着陸する場所はどこでも結構です。
  131.   まずは、進入するために飛行進路を整えてください。
  132.   最終の数回のターンはエンジンを切って、滑空で進入してきます。
  133.   機速は十分におとしてください。早すぎる場合はもう一度エンジンパワーを上げてやり直しです。
  134.   ほぼ地表と平行になるくらいでタッチダウンしてください。影を見ながら高度を計ってください。
  135.   できれば目の前で停止できれば最高です。
  136.  
  137.  [プロ級]
  138.   あとはアクロバットでしょう
  139.   垂直に上昇、急降下、きりもみ、タッチ&ゴー、ループ等十分に楽しんでください。
  140.   また、パラメータ数値を変更する事で飛行特性が変わります。
  141.   パワーを少し上げ、エルロンとエレベータを強めにするとアクロ仕様です。
  142.  
  143. ・さて、これから
  144.  このプログラムは、元々プレステで動かす事を目的としています。
  145.  ただ、偶然にも面白い物ができたためこちらも捨て難い感じです。
  146.  また、付加できそうな機能は山ほどあります。
  147.  飛行機モデルの追加、背景の変更、計器類の追加、サウンドの追加・・・
  148.  まーしばらくは、WINDOWS版を作ってみてからプレステに移行していきたいと思っています。
  149.  ただ、プレステ版では実機を取り扱うつもりです。
  150.  
  151. ------------------------------------------------------
  152. こんなマニアックなものばかり作っている私はだーあれー
  153. ご意見、ご要望をお待ちしています。
  154. ------------------------------------------------------
  155. *****************************************
  156. * E-mail : koji-y@vaw.ne.jp             *
  157. * URL : http://www.vaw.ne.jp/apt/koji-y *
  158. *****************************************